リロケーションとは英語の「RELOCATION=移転または配置転換」の意味から取った転勤者の留守宅を賃貸管理する業務形態のことです。京都の賃貸物件でも最近リロケーションがどんどん増えてますね。
持ち家をうまく活用すれば、安全・便利・快適な暮らしが手に入る
終の棲家(ついのすみか)という言葉がある。長年住み慣れた我が家で暮らすのが、高齢者にとっては最も望ましいといわれてきた。親しい隣人や顔なじみの店などが多い地域に住むのは、たしかに安心でもある。しかし、高齢者だけの世帯が一戸建ての家で暮らすのは意外に大変なことなのだ。たとえば近郊の住宅地に戸建て住宅を持っているような場合、足腰が弱ってくると買い物一つするのも大仕事になる。2階への上がり下がりにも苦労するし、庭の雑草取りや庭木の剪定も負担になってくる。第一に出入り口がいくつもある戸建て住宅は、セキュリティの面でも不安要素が多い。このため安全性が高く、生活にも便利な繁華街近くのマンションに住み替える高齢者が少なくない。極端な例では、シティホテルの一室に定住してしまう人さえあるほどだ。京都賃貸の京都賃貸ハウス
リロケーションが生まれた背景
こうした住み替えを行う場合、いつも問題になるのが持ち家をどうするかということだ。売却して転居費用に充てるのが簡明な方法だが、中古物件として売り出したとき果たして希望の金額で買い手がつくかどうかの保証はない。また思い出がつまった我が家を売却するのはしのびないという人もあるだろう。
そこで最近注目されているのが、リロケーションという方法だ。持ち家を売却するのではなく、期限付き賃貸物件として運用する方法である。京都賃貸の京都賃貸ハウス
かつては、自宅を人に貸すことを嫌う人が多かった。賃貸に出すと物件が荒れてしまうという理由もあるが、それより重要な問題は住宅難時代に作られた古い借地借家法では借主の権利が手厚く保護されていて、居住権を盾に取られると「正当な事由」がないかぎり明け渡してもらうことができなかったからだ。京都賃貸の京都賃貸ハウス
しかし平成4年、50年ぶりに法律が大幅に改正され、一定期間の後に借地・借家関係が終了する「定期借地権」「期限付き借家権」の制度が設けられて、土地家屋の所有者は一定期間が経過すれば事由の有無にかかわらず土地や建物を返してもらえることになった。さらに平成12年には期限付き借家制度が定期借家制度に改められ、所有権がさらに明確に保護されることになったため、普通の個人住宅でも安心して他人に貸すことができるようになった。京都賃貸の京都賃貸ハウス
所有資産の価値を生かして使う
もともとリロケーションとは移転または配置転換を意味しており、転勤で地方勤務するようになった人たちの留守宅を社宅などに借り上げ利用したのが始まりだという。
しかし少子高齢化社会になって、子育てを終えた老夫婦だけの世帯が増えており、子どもたちが巣立ったあとの広い家をもてあますという事例も珍しくはないし、一方で年金だけでは老後が不安だという世帯もある。
そうした家持ちの高齢者に、資産をうまく活用してもらおうということから高齢者向けのリロケーションが普及しはじめたわけだ。家を自分が使用しているかぎり、そこからは何の収入も得られない。しかしそこに住みたいという人に貸せば、相応の家賃収入を得ることができるので、新しい生活の資金に充てることが可能になる。
とはいえ、不動産の賃貸借には何かと不安がつきまとう。契約業務の煩雑さはもとより、借主とのさまざまなトラブルは当然発生するものと考えておかねばならない。また自宅から遠距離への転居をする場合には、日ごろの管理も思うにまかせないだろう。
それらを考え合わせると、リロケーションを取り扱っている不動産会社(京都賃貸ハウス)や建築会社と契約して、管理委託するのが最も賢明といえる。最近は全国各地でリロケーションを扱う管理会社が多くなってきているので、委託先を探すのにさほど苦労しなくてすむはずだ。