怖いもの好きの私が
今までに見た映画の中でお勧めをここで紹介しますね
ほんとうにおそろしい映画を観たいアナタに
「オープン・ウォーター」を!!
カリブ海でスキューバ・ダイビング・ツアーに参加した夫婦が
スキューバスタッフのミスで海に取り残されるという内容で
実際に海で起こった惨事を元にしている。
はじめはスグに助けが来るとだろうと気楽に考え
冗談を言ったりしていた夫婦が、やがて喧嘩し
さらに喧嘩ができたことを幸せと痛感したあたりまでくると
観客はとてもつもない恐怖に襲われる。
世界(世間)から見捨てれたと感じる恐怖。
最愛のパートナーを失う恐怖。
時間だけが淡々と過ぎ
希望の灯火がかぎりなく小さく
弱く、消え入りそうになっていく恐怖。
人間にとってもっともおそろしいものとは?
この答えは、人間にとってもっともすばらしいものと同じである。
その答えは「現実」である。
自分の願いが叶った「現実」はすばらしいと感じ
自分の願いが叶わなかった「現実」はおそろしいと感じる。
普通の映画なら夫婦はクライマックスに救助隊に発見されてハッピーエンドだ。
しかし映画ではない現実では
行方不明のままというケースもある。
人は現実が非情でどこまでも恐ろしいものだというのを知っている。
だからこそ安心を求めてつくりものの世界に浸ろうとする。
その需要に応えるのがフィクションであり、その一例が映画である。
ほんとうにおそろしい映画を観たいアナタに
「オープン・ウォーター」をおすすめします。
投稿者:管理者 日時:2009年11月17日 17:36